業務内容

実際に建物を作る職人などが見る図面の事で生産設計図とも言います。 一般的に言われる「設計図」は完成形で書かれていて、それを施工する過程が描かれていない。施工する為に必要な詳細情報を盛り込み、見る人がわかりやすい様に表現する事が重要です。自分の描いた図面が目の前で形になり、そこに住まう人・集う人達の夢や希望などの「想い」までも乗せた大切な手紙の様な図面が「施工図」なのです。

意匠設計は、企画開発・基本計画・基本設計・実施設計という広いフェーズを持っています。建物には、施主の持つ要望や様々な法的な規制、デザイン性、また環境に対する取り組みなども要求されます。そこから設計の条件を整理し、図面や書面の形に表現し、構造設計・設備設計とお互いに調整していくこと。建物という形の中に、想いそのものを実現する、それが「意匠設計」です。

BIMとはBuilding Information Modeling、つまり情報の付加された建築3Dモデルです。BIM設計は従来の設計図に「高さ・仕様・数量・コストなど」の属性情報を付与し、実際の建物をコンピューターの中に作ります。図面では伝わりにくい課題について施主との合意形成をスムーズにしたり、情報を集約することで図面ごとの整合性を高めることもできます。現場での活用も増え、設計と施工の業務を効率化するワークフローとして徐々に確立してきています。